まずは、一般の認識から再確認しましょうか。
「婚活市場で重要視されているものとは?」
男性は、「年収」、「安定した職業」
女性は、「年齢」、「容姿」
恐らく、アンケートをとれば、ほとんどの場所でこのような結果が出てくるのではないでしょうか!?
しかし、そもそもはこのアンケートの取り方が悪く、あまりにも極論で話をし過ぎているように感じるのは、自分だけではないでしょう。
お金があるに越したことは無いですが、では「本当にそこまで必要か?」と言われれば、そうでもなかったりします。
人間、あればあるだけ使いますし、無ければ無いなりに工夫や節約をするものですから。
女性の容姿にしても、男性全員が美人を求めている訳でもありません。
短期の恋愛相手ならいざしらず、結婚相手となると、まともな男性であれば愛嬌とか価値観といったものへ比重を置くでしょう。
さて、婚活関係の本を数多く読んできた私ですが、その中でもお勧めしたい本があります。
「お見合い 1勝99敗」というタイトルの本です。
実際には、著者は100回どころか、150回以上のお見合いを経験しているそうです(笑)
単なる面白可笑しく書かれた読み物ではなく、著者が新聞記者ということもあり、読み易く、結婚に迷っている多くの人にとって有益な内容だと思います。
その中でも特にお伝えしたい一節があります。
「パートナー探しは、なにより”相性”を重視せよ」というところ。
その相性とは具体的にどういったことを指しているのかというと、
「もし相手の方が、同性だったと仮定した場合、大親友になっていると自信を持って言えますか?
言えるなら大丈夫。
自信が持てないなら考え直した方がいい。」
これが、著者にとっての相性だそうです。
そして、
「相性の良し悪しは先天的なものか、後天的であっても既に成人した後は変更がきかないものだと私は考えている。
つまり、努力して相性をよくすることはできない。
相性が良くて自然に愛情がわいてくるから付き合ったり結婚したりするのであって、付き合っている相手だから、配偶者だから愛そうと思っても長続きしない。
それほど相性は重要だ。
結婚は打算というのであればあるほど、条件よりも相性を重視すべきだ。
同じ屋根の下に相性の合わない人間と一緒にいるのは、体内に異物があるぐらいの痛みや違和感があるだろう」
と断言しています。
そういった信念!?を持っているせいか、150回以上のお見合いを経験することとなった著者ですが、結婚した今でも、いや今でこそ自分の考えに自信があるようです。
この考え方を前提に婚活をするとすれば、婚活パーティーなどでは、あまり無理して相手に合わせる必要はない。 それよりも数多く異性と会って話をして、生来の相性を確かめるのだ!ということになりそうですね。
まあ、そこまで相性を追求するのであれば、ほとんどの人が、相当数の異性と会って話をしないと、理想とするパートナーには会えないのが現実でしょうね。
でも、理想的な考えだと思います。
この考え方に基づいた婚活パーティーの利用法を考えると、
自分のことを好ましく思ってくれる一定数と出会い、相性を確認していく。
行ってみれば、「上澄みを掬う」ような作業ということになるのでしょう。
婚活パーティーは、普通に会社と自宅の往復をしているだけの生活では出会えない人と、一度に会えるというメリットがあるので、こう考えるとパートナー探しにおいて結構有効な方法ということになると思います。
ただ1つ、婚活パーティー主催者として多くを見てきた者として、補足させて頂ければ、
「相性というのは、すぐに分からない場合が結構あると思います。
最初の印象が悪い人ほど、あとから生涯の親友になったりするものだ!なんて話も聞きます。
婚活においても同じで、最初のヤマを越えれば急に仲良くなるということあると思います。
しかし逆に言えば、婚活においては最初の印象が悪いと後に続かないというジレンマがあるので、そこを超える努力は必要かと思います。」