今回のブログ内容は、自戒の意味も込めて(苦笑)
世の中には、数多くの起業家・経営者がいます。
あるデータによると、日本人の8人に1人は社長さんなんだとか。
そんな社長さんは、様々なニーズに向けてサービスを提供している訳ですが、恐らく多くの社長さんにとって、当初狙っていたターゲット層とは違った人が顧客になっている場合が多いものと推測します。
さて、なぜこんな話をしているのかというと、以前、NYSDでは参加者の方がもっと上手くマッチングするように!という願いも込めて、特に手数料やキックバックを取ることなく、様々なブラッシュアップサービスを模索していたことがあります。
男性には格安のオーダースーツorファッションコーディネートを。
女性には、格安のメイクアップレッスンを。
または、両方にトークレッスンを。
その中でアンケートも採ってみたりもしたのですが、興味深い現象がありました。
それは、「是非あなたに試して貰いたい!」と思う人ではなく、「もうあなたには充分で、それは必要ないでしょ!?」という人から問合せを受けるのです。
つまり、女性で言えば、十分メイクが上手い女性に「そのメイクアップレッスン、受けてみたい!」と言われ、メイクがお世辞にも上手いと言えない女性には「結構です。間に合っていますから」と言われるのです!
必要な人には届かず、充分な人には求められる。
この現象、どうやら婚活だけではないようなのです。
セミナー開催をしているコンサルタントの人も、同じことを言っています。
「リーダーシップセミナー」なんてものを開催すると、それこそ腰が低くてリーダーの資質が既に見えるような人ばかり集まるそうです。
本当は、独りよがりの傲慢な人にこそ参加して欲しいのに。。
また、ある美容コンサルタントの人は、一目見ただけで、肌のハリや色などから相手の食生活などもすぐに分かるそうです。
その人のセミナーにおいても、明らかに健康的な生活を送っている人からの申し込みは多いものの、本来届けたい人からの申し込みは、ほとんどないのだとか。。
一見、「それで困っている人、多いと思うよ!ニーズあるんじゃない!?きっとビジネスになるよ!」と言われるようなことでも、いざふたを開けてみるとそうでもない。
例えるなら、靴のサイズが合っていないかのようなもの。
プロの靴販売員から言えば、「靴のサイズが合っていないなんて信じられない!凄く生活に支障もあるでしょう。絶対、困っているはず!私が何とかしてあげます!」と考えています。
しかし、靴のサイズが合っていない当の本人は「いや、靴、確かに少し大きいみたいですけど、それほど困っていないですよ。無料ならともかく、お金を払ってまで直す必要はないかなと。」と考えているのですね。
ここで問題は、当の本人は、単に「靴が大きいだけ」と考えているのですが、実はもっと弊害が出ているのです。
靴のサイズに無関心ということは、靴自体に対しても無関心でしょうから、センスが良く無いことは勿論、いつも汚れていたりもするでしょう。
それにより、周りからの社会人として評価も下がっており、足をひこずるように歩くので姿勢の悪化から肩こりになったりと、本人が気が付かない様々なところでマイナスになっているのです。
とまあ、これは婚活においても同じことが言えるでしょう。
婚活において問われる要素というのは、「足し算」ではなく、「掛け算」であることが多いものです。
なので、1つ大きな穴があると、本当に成果が出ない。
もしあなたが長い間、成果が出ずに苦しんでいるのなら、ちょっと自分を見直してみると良いかもしれません。
自分としては「大したことじゃない」と考えているものが、実は「大したこと」である可能性は高いですから。