このサービスを開始したのは、2012年1月。
きっかけは参加者の女性から頂いたメールでした。
「自分のことを凄く気に入ってくれた異性からのお誘いであれば、お茶くらいなら・・・と考えている女性は結構多いと思います。」
という提案を頂いたことと、
「他社パーティーでそういったアフターサービスをやっているところも少なからずある」ので、とりあえずやってみよう!とスタートしました。
で、サービス終了の理由を正直に言えば、
「当初想定していたよりも、アプローチに対して「OK」の返事を出す人が本当に少なかった」
からです。
他社パーティーでは、それなりに機能しているサービスのようですが、何故かNYSDのカップリングパーティーではうまくいきませんでした。
利用者自体はそれほど少なくなかったのに、何故?
そこで、原因をちょっと考えてみました。
まず、他社パーティーとNYSDのパーティーを比べた際に、システムとして大きく異なる点があります。
他社パーティーでは、パーティー最後の投票時に「第一希望から第五希望くらい迄を記入」することになり、(うまく行けばの話ですが)基本的には1対1でくっつくことになります。
それを前提に考えると、
会場内では好印象を持った第一希望の異性とくっついた
↓
そのあと食事(orお茶)をしたら、全然イメージと違っていて気分が萎えた。
↓
そうしたところ、第3希望だった人から再アプローチの連絡が入ったので、YESの返事を返した。
という流れが結構あるように思います。
また新しい出会いを探しにパーティーへ行く時間と手間を考えると、一定の好印象を持った相手から好意を示されれば「とりあえず会ってみよう」と思いますよね。
しかし、NYSDの場合、根本的にシステムが違います。
パーティー会場で投票時に、
1.異性に対して優先順位をつける必要がない
2.選ぶ異性の数に制限がない
3.異性一人ひとりに対して、「また会ってお話をしてみたいかどうか?」を問われている
ということが挙げられると思います。
そのため、投票時に「YESを付けない相手」 = 「また会ってお話したいとは思っていない」 ということになり、再度パーティー後に同じ質問をされても、結果は同じということになるようです。
そういえばパーティー最中に名刺を配っていた方もいらっしゃいましたが、それもNYSDでは無意味だと思います。
もちろん、有名な会社の社員であることをアピールする手段としては機能するかもしれませんが、マッチングしなかった場合に相手からの連絡を待つという目的であれば、あまり意味がありませんね。
ちょっと話がそれましたが、以上の理由により、「再アプローチシステム」はNYSDのシステムの中では効果が薄いという結果になりましたので、2012年9月末でサービス終了とさせて頂きます。
結構多くの方にご利用頂いたサービスで、もう少し続けて欲しいとの声もありそうですが、逆に考えれば
「NYSDのマッチングシステムは、パーティー内で両者の行き違いがほとんどなく、(他社のパーティーに比べて)無駄の少ないシステムである」
ということが証明されたとも言える気がします。
という訳で、一旦、終了とさせて頂きますので、ご了承くださいませ。
NYSD 代表 千鳥嘉也