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「競うな! 持ち味をイカせッッ」(その2)


前回の「才能」話に続くのですが、あるビジネスコンサルタントの話。

 

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「私、今までに色々な人を見てきましたが、やっぱり人には向き・不向きがどうしてもあります。

そういった意味でいえば、20歳を過ぎたら、苦手なことはやらない方がいいです。

ちょっと例え話をしますね。

Aさんの成績を見ると
国語  50点
数学  30点
理科  70点

であったとします。

これに対して何とアドバイスするか?と言われれば、私は”理科”を頑張りましょうと言います。

なぜ、”数学”でないのかと言うと、恐らく”数学”の点数は大して伸びないから。

一見、残り70点もの伸びしろがあるように見えますが、頑張っても30点が40点、行っても50点程度にしか伸びない場合がほとんどだからです。

 

一方、理科であれば、70点を150点くらいまで伸びることが少なくないんです(ペーパーテストでは100点までしか測れませんが)

世の中では、平均的な人間よりも、ある分野でトコトン尖がっている人の方が評価が高いですし。」

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いかがでしょうか?

何か思い当たることはありませんか?

婚活でも同じだと思うのです。

「みんながコレやっているから」

とか、

「費用が安くて手軽だから」

といった理由で婚活手段を選んでいる人が少なくないと思いますが、それはあなたにとって苦手分野なのかもしれません。

本当は、もっと得意分野があり、そちらで勝負すべきなのかもしれません。

 

もし、「何が得意で、苦手なのか自分で分からない」という人には、次の方法をお勧めします。

1.とにかく時間と費用が許す限り、色々試してみる。

そして、もう一つは、

2.自分を良く知っている周りの人に、自分のことを聞いてみる。

 

「自分のことは自分が一番分かる」というのは嘘です。

客観的な評価というのであれば、周りの人間に聞くのが一番です。

短所を聞くと素直に言ってくれないかもしれませんが、長所であればドンドン言ってくれるはずです。

自分では普通と思っていたことが、案外長所であるという発見があるかもしれません。

年収の高い業界にいるせいで、同年代の平均よりもかなり高いのに気が付いていないというケースや、

男性ばかりの職場にいるせいで、あなたのルックスへの世間の評価が自分で思っているよりはるかに高いのに実感できず、その価値に気づいていないというケースもあり得ます。

 

具体例を挙げましょう。

NYSDの男性参加者のプロフィールを見ていると、年収の高い人が少なくありません。

ただ、年収と比例して年齢も高い場合が多いものです。

 

そして、もしその人が年収は同年代の平均より少し高め、しかし残念ながらトークスキルが低く、デートが続かない。という悩みを持っていた場合、自分はどうアドバイスするか?

恐らく、時間(年齢)を考慮した上で、結婚相談所との併用を勧めるでしょう。

 

彼のトークスキル、第一印象に不安があるようであれば、中でも人的サポートがしっかりしている結婚相談所を探して入るようにアドバイスすると思います。
(間違っても、同じ結婚相談所と勘違いして”大手結婚情報サービス会社”に入ってはダメです!放置されることが目に見えているので。)

仮に、トークスキルと第一印象が悪くなければ、仲人さんのサポートはあまり必要が無いということで、とにかく費用の安い結婚相談所に入り、データベース利用料として支払うことをアドバイスするかもしれません。(同じ団体に属していても、値段が倍くらい違うことも珍しくありません。)

もちろん、こういったものは他のサービスと平行して進めれば良いし、出会いの確率も上がるので、今の活動にプラスしてという話になると思います。

ともかく、本当に親身になってアドバイスを求められたら、上記のようにアドバイスするでしょう。

 

ただ、一言で「結婚」と言っても、その価値は人それぞれです。

同じ年収500万円の男性でも、結婚に対して「1万円も払いたくない!」という人がいれば、「200万円払ってもいい!」という人もいます。

なので、無理強いはしません。

どんな結果になっても、それぞれ本人が納得のできる、後悔の無い婚活をするのが一番であると思いますので。