我々の親世代くらいまでは、結婚するのに苦労する人って、それほどいなかったように思います。
実際、95%以上の人は結婚していたのですから!
それが、今では「婚活」という言葉ができるほどになり、婚活ビジネスも大きな産業になっています。
さて、それでは現在のテクノロジーを元に、近未来の婚活がどうなっているか占ってみたいと思います。
2016年、ここのところトレンディーなキーワードと言えば、『ビッグデータ』と『AI(人工知能)』です。
簡単に言えば、途方もない量のデータ(ビッグデータ)から、一定の法則性や共通性をコンピュータが自動的に見つけ出すというものです。
なので、今まではベテラン社員の勘に頼っていたものが、データの裏付けからもっと正確に消費者の行動を予想できたりするようになるのです。
というか、もうすでに通信販売などでは、稼働しています。
当然、この波は婚活ビジネスにも大きな影響を与えるでしょう。
今までは仲人さんの勘に頼っていた相性判断などを、もっと正確に広範囲にコンピュータが行ってくれるのですから!
場合によっては、もう民間の企業ではなく、国レベルで行うようになってもいいかもしれません。
とはいえ、今現在、一番可能性があるのGoogleでしょうか。
そういえば、ビルゲイツが「この先10年で劇的な進化を遂げると思うものは何か?」と問われている記事がありました。
その中で彼は、「言葉の壁、つまり通訳・翻訳の世界ではないか」と答えていたのです。
となると、『ビッグデータ』+『AI(人工知能)』+『翻訳』ということで、国際結婚の壁も大きく下がることになることが予想されますね。
30年後くらいには、
コンピュータ『山本さん、あなたにピッタリの相手はリトアニアに住んでいる●●さんです!』
なんて時代になるかもしれません。
「えっ、そんな遠くの人と恋愛なんてできないじゃん!」ですか?
いえいえ、2016年はバーチャル元年と言われているのですが、オキュラスリフトのようなゴーグルをつけて、仮想世界で何度もデートすればいいのです。
そして、本当にお互いが理解し合えたら、どちらかが移住し無事ゴールインです!
どちらしろ、「AIを制するものは、婚活ビジネスを制する」という時代になるのではないかと、私は予想しています。
ただ、現在提供されている相性判断が、占いに毛の生えたようなレベルなので、信憑性のある本格的なサービスが開始されるまでには、
少なくともあと30~50年くらいは掛かるのではないでしょうか!?(という訳で、我々には直接関係ない!?)
P.S.
なんて、記事を書いていたら、囲碁界のTOP棋士の一人がAIに負けてしまいましたね(驚)
2年程前に、将棋の世界においてプロがAIに負け越す状況となり、その当時には「囲碁は将棋より複雑だから、あと10年は大丈夫だろう」と言われていたそうですが、僅か2年でやられてしまいました。
なので、私が30~50年と予測していても、意外と15年後くらいには使い物になるサービスが登場するかもしれませんね。