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「お見合いパーティーに行ってみた」2


前回の、「お見合いパーティーに行ってみた」では、 (前回は コチラ
実際にインターネット上で出回っている情報の多くが、「創作」や「思い込み」というお話でした。

今回は、インターネットではなく、現実世界においてステレオタイプに語られることについて焦点を当ててみたいと思います。

 

まず、よく聞く話としては、

「お見合いパーティー(婚活パーティー)って、モテない人ばっかり集まっているんでしょ?
だって、モテるなら、そんなところに行かなくても彼氏・彼女ができるじゃん!」

というもの。

 

これは、半分合っているとは思います。はい。

でも、半分は違っていると思いますね。

私も40年近く生きてきて、最近気が付いたのですが、「モテる人」になるためには、なによりもまず、そういう環境にいる我が身を置く必要があるということです。

 

モテる条件として、

1.個人として優れている

2.男女比が歪なところにいる

というのがあります。

 

例えば、男性・女性が同じくらい存在する環境。 例を挙げれば、「(共学の)学校」であったり、「(特殊な業態ではない)会社」などです。

その中では、単体として容姿・性格が優れていれば、当然人気が集中し、「モテる」という状態になるでしょう。

でも、閉鎖的な場所で、異性のいない環境であれば、どうでしょうか?

そこでは、「モテる」という現象は発生しないはずです。(同性愛は除く)

どんなに腕や道具が良くても、魚がいない川では釣れないのと同じ。

 

逆に、男性1:女性9といった環境に身を置けば、今までは平凡な男性であっても、俄然注目を集めやすくなるでしょう。

世の中全体で言えば、「偏差値50」の男性であっても、その環境では「偏差値60」レベルに「モテる」かもしれません。

つまりは、置かれているポジションによって、「モテる」というレベルは簡単に変わるものなのですね。

 

ある沢山のお見合いをした男性がいました。

その人が言うには、

「100回以上のお見合いを経験してきましたが、その中でも美人の会員さんが多い業種というのがありました。
それは、ズバリ『ピアノの先生』と『薬剤師さん』です。

『ピアノの先生』は、子供を相手にすることが多く、お仕事としても個人事業主といった形で生計を立てていることが多く、どうしても生徒さんのスケジュールに合わせる必要があり、土日や夜に動きづらいそうなんです。

また、『薬剤師さん』も同じですが、お仕事柄、結婚対象となるような年代の男性と接点が少ないため、仕事場では出会いが期待できないだそうです。」

とのこと。

 

ちょっと話が長くなりましたが、学生ならいざ知らず、社会人になると置かれている環境によって、「個人のレベル」と「モテる度合い」が比例しなくなるということは多々あるのです。

以上の理由により、「あれっ、こんな素敵な人がっ!サクラかっ!?」と思える男女が、お見合いパーティーにおいてもチラホラ見える訳です。

 

ちなみに、こういった話をすると、

「そんなことねーよ! 本当にモテる人は、街中でナンパとかされるじゃん! 出会いあるじゃん!」

と反論する人がいます。

しかし、「ナンパで声を掛けられる人=モテる」というのかどうかが問題です。

街頭ナンパを平気で出来るような人は、経験から「どういった子がついてきそうか、一目で分かる。そういった子を狙って声をかける」と言います。

そして、「あまりにレベルの高い子には、やっぱり声をかけづらいよね。親の愛情を一杯に受けて育ち、自己肯定的で精神的に安定している子は、基本ナンパにはついてこないし。」と言っています。

つまり、そういうことです。