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婚活パーティーにおける「フリータイムの功罪」


フリータイム。。

立食系の婚活パーティー以外では、ほぼ標準となっているのが、この「フリータイム」形式です。

このブログを読まれている方で、婚活パーティーの「フリータイム」をご存知でない方はいらっしゃないかと思いますが、念のため。

 

一般的な婚活パーティーは、通常2ラウンド制です。

1ラウンド目は、全員の異性と1~2分程度順番にお話していきます。

そして、2ラウンド目に、自分が好感を持った異性のところに行き、今度は少し長めの4~5分程度お話するというものです。

この2ラウンド目を、「フリータイム」と呼んでいるのです。

一見、効率的なシステムのようにも見えます。

興味の無い人とは、短い時間のお話。

好感を持った相手とは、少し長めの時間のお話。

 

しかし、そう理想的なものではないのです。

問題は、パーティー全体が男性主導の流れになっていることなのです。

パーティー会社によっては、フリータイム中に「女性の方もどうぞご自由に動いてください」とアナウンスされますが、
女性から動くというのは、ほとんど見かけません。

何故こうなったのか分かりませんが、パーティー全体がそういう雰囲気になっているのです。

女性はずっと席に座って、自分に好意を持ってくれた男性を待つ。。

 

そして、最後はその中から優先順位をつけて選ぶ。

こういった図式になっているのですね。

 

 

さて、総括してみましょう。

功罪の「功」の方は、

・興味の無い人とは短く、興味のある人とは長くお話ができる(男性の立場として)

 

一方、「罪」の方は、

・男性主導の流れとなり、女性の意見が反映されづらい
・参加者の男女比が悪い場合、フリータイム中、誰からも話しかけられない女性が多数出てくる。
・第一印象が弱い人は、システム上、選ばれづらい。(優先順位で選ばれるため)

ということでしょう。

確かに、フリータイムが仮に、5分×4回あったとすると、約20分間。

その間ずっと、周りは楽しく喋っている中、壁の花となるのは精神的に良くないのは想像が付きます。

男性の言い分として、「参加費が全然違うんだから、システムとしても仕方がないんじゃない!?」というのも一理あるようで、無いような。。

 

 

もう一つ、「フリータイム」と「優先順位をつけての最終投票」はセットなのですが、ここでも疑問点があります。

この図を見てください。最終投票結果の一部です。

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男性♂3番: 第一希望<女性1番>、 第二希望<女性4番>、 第三希望<女性6番>・・・

女性♀4番: 第一希望<男性3番>、 第二希望<男性6番>、 第三希望<男性10番>・・・

男性♂6番: 第一希望<女性4番>、 第二希望<女性8番>、 第三希望<女性12番>・・・

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とあった場合、ちょっと迷うことになるのです。

説明しますと、上記の女性4番の方の意思を尊重すれば、男性3番とカップリング。

しかし、男性6番の方の意思を尊重すれば、女性4番の方は男性6番とカップルになってしまいます。

そう! 1対1でカップリングさせる際に、男性か女性のどちらかの意思を優先的に処理する決める必要が出てくるんです!

ほとんどのカップリングパーティー会社はこのような投票&集計システムをとっていますが、上記のような場合どうするか? ということを記述している会社はありませんね。

という訳で、「フリータイム&優先順位をつけての最終投票」システムには、大きなシステム的な欠陥ある!というお話でした。

それにより、誰かの運命が少し変わってしまった・・・ということがあるのかもしれませんね!