「幸せな旅は何処に行くかではなく、誰と行くか?
幸せな住まいは何処に住むかではなく、誰と住むか?
つまり、幸せは誰と一緒にいるかで決まる」
最近、友人と飲んだ時に、ふとそんな言葉を耳にしました。
10代、20代とバックパッカーで鳴らした彼ですが、40歳を過ぎた今では、「まだ行きたい所は沢山あるけど、一人でとなると気が進まない」と言います。
若い時には、好奇心の方が先立ってマイペースな旅行が楽しかったそうですが、今では一緒に楽しめる相手がいないと無理をしてまで出かけたいという気はしないようです。
そういえば、似たような話も他で聞きました。
40歳を超えた独身男性。
順調なキャリアを積み、いまではファミリー向けと言えるマンションに一人住んでおり、ちょっと昔風にいえば「独身貴族」を満喫している訳です。
しかし、一人住まいでそんなに広いスペースを必要とする訳はなく、単なる荷物置き場になってしまっている部屋があったり。
そんな彼の言う言葉は、
「昔、彼女と30㎡程度の部屋に半同棲していた時には、随分部屋が狭く感じたものだけど、楽しかったなぁ。
今はその倍の広さに一人住んでいるけど、実際一人で60㎡も必要ないよねぇ。快適ではあるけど、楽しくはないよね(苦笑)」
ついでに、あるバツイチの男性の言葉も紹介します。
「離婚した当時は、これで自分も自由だ!という清々しい気持ちさえしたものだけど、そう長くは続かなかったね。
20代、30代であれば、まだ体力気力ともに充実しているから、さほど寂しさとか感じないんだよ。
でも、40歳後半くらいになってくると、無性に寂しいと思う夜が出てくるんだ。
あれってなんだろうね。
一人の食事って、何を食べても感動しなくなるってのは、本当だよ。何食っても惰性で口に入れてる(苦笑)」
人間、生きていく上で一番の楽しみは何でしょうか?
色々な人の話や、今まで読んだ書籍などから判断するに、『他者とのコミュニケーション』ではないかと思うのです。
この「コミュニケーション」が上手くいっている人ほど、幸せを感じるのに、さほど多くのお金を必要とせず生きていけると言います。
確かにそれはあるかも。
「コミュニケーション」に不満の無い人は、ストレス解消としてショッピングに浪費するといったことはないでしょう。
周りからの羨望を集めるために、高価な衣装や時計、車なども必要としないでしょう。
つまりは、「コミュニケーション」が上手くいっていると実感できる人には、心の隙間をモノで埋めるようなことは必要ないのでしょうね。
逆に言えば、本当に分かり合えるパートナーがいれば、人生の大半は満ち足りると言えるのかもしれませんね。
それだけに簡単に会えないものでもありますが、努力して手に入れる価値があるものでもあると思います。
そんな相手に巡り合えることのお手伝いを、少しでも多くの人に対して提供すべく、もっと新しいシステムはないものか?と思案中のNYSD代表でした!