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婚活パーティーでマッチングしたけど、上手く行かない理由とは!?


今日の内容は、久しぶりに「パーティー運営で感じたこと」を書いてみたいと思います。

今まで、数多くのパーティーを開催してきました。

当たり前ですが、色々なシングルの方を見てきて、「色々な考え方、感じ方があるんだなぁ」と思うことがあります。

プロフィールカード上では、年収や学歴をみた時に、いわゆる「逸材」だなぁと思う方のご参加が少なくありません。

当然、そういった方はパーティーにおいて、参加する回は大体マッチングはするのです。

しかし、その後が上手くいかないようで、複数回ご参加頂くことになり、その後、主催者である私と何度かメールのやり取りする仲となりました。
その中でのお話ということになりますが、どうもマッチングされた異性の方と「気持ちの足並み」が揃っていないようでした。

 

具体的に言えば、

「今回マッチングした方ですが、あまり結婚に対して真剣さが無い方ばかりでした。
最近、マッチングはするのですが、どうも真剣さに欠ける人のご参加が多いように感じます(以下、省略)」

というご感想メール。
「うーん…」というのが、個人的な感想です。

理由としては、いくつかあります。

1つ目は、ご参加頂いているのは「婚活パーティー」であって、「(結婚相談所の)お見合い」ではありません。

「お見合い」であれば、相手の素性がかなり分かった上で会う訳ですから、そういった感想が出てきても不思議ではありません。

しかし、ここ「婚活パーティー」では、お相手の方のバックグラウンドがハッキリしないのが普通ですから、そこまで相手に要求するのは、無理があります。
2つ目。

これが一番の問題点ですが、「お相手の方との関係構築を急ぎ過ぎ」ということです。

絶対的な信頼関係が築けるまでは、いくつかの段階があると言われます。

 

順を追っていくと、

1.類似性確認のステージ

ここでは、お互いの趣味や関心、価値観や人格など似ている部分を刷り合わせる段階です。

似ている項目が多ければ多いほど、速く次のステージに行けることになります。

もちろん、完全達成ということはありませんが、ここを跳ばして次のステージに行っても上手くいきません。

 

2.親密性確認のステージ
話しやすさ、優しさ、肯定感などの双方の確認に加えて、手と手を握り合うことができたり、寄り添って座ることができたり、といった軽い接触に対して双方が嫌悪感を抱かないレベルでの親密さがあるステージです。

 

3.自己開示のステージ
「類似性確認のステージ」のような語り合いではなく、心の闇の部分を相手に開示し、それを受け入れるステージ。

身体的な問題や、身内の問題など、それにより二人の関係が終わることもありえるような負のニュースを話題に挙げ、受け止めることにより、次のステージに。
・・・(他に3つのステージがあるそうですが、ここでは割愛します)
といった具合に、それぞれ手順を踏んでいく必要がある訳です。

それを跳ばして、自分の将来設計といった話をされたり、一日に5通も6通ものメールを貰っても、相手は重く感じるだけです。

むしろ、「そこまで交際を急いでいるのには、何か特別な訳があるのかしら?」と訝しがられ、
多少好意を持ってくれた相手であっても離れていくのは自然の理ですね。

 

とは言え、焦る気持ちも分からなくありません。

「自分以外に候補者がいるのではないか?」

とか、

「鉄は熱いうちに打て!と言われるように、相手の気持ちが冷めないうちに早くしなくちゃ!」

と思うのも無理は無いかもしれません。

特に自分のタイプだった人とマッチングでもすれば、絶対このチャンスは逃したくない!と思うでしょう。

しかし、そこはグッと堪えて、「余裕があるように振る舞い、誠実な対応」をするのが、吉でしょうね。

本当に相手の方と「縁」があれば、結ばれるだろうし、無ければ次の人に行くだけ。

男性も女性も星の数ほど世の中にはいるのですから、もしダメであっても、もっと素敵な人と会える可能性を信じましょう!