今回はちょっと前に読んだ本の中で、印象的だったものをご紹介したいと思います。
タイトルは、『こうして、思考は現実になる』というものです。
内容としては、いわゆる「引き寄せの法則」の本です。
Amazonで人気となっていたことと、Kindle版が出ていたので、気になって読んでみました。
このスピリチュアルに分類されるものは、一般の人からみると「怪しい系」に属するものでしょう(笑)
まあ、スピリチュアル自体が怪しそうな人がやっている場合が多いので、そう見えるのも無理ないかもしれませんね。
で、この本の特徴は、実際に願いが数十時間のうちに叶うことを試してみましょう!というコンセプトが、今までになかった特徴でしょうか。
今回注目したいのは、最後の「訳者あとがき」に書かれている部分です。
訳者が訳してみたものの、「欲しいと思うだけで手に入るのならありがたい限りだけど、それが上手くいかないから、みんな苦労しているのでは?」と半ば、批判的に書いてあるのが興味を引きます。
思わず、「おいおい!訳者がそんなこと言ってもいいのか!?(苦笑)」と突っ込みたくなります。
でも、訳者が再度読み直してみると、
「漠然と欲しいではダメで、まるでレーザー光線のように、目標に向かってまっすぐに照射するような、強い想いが必要らしい。どうやら、それが自分には欠けていたようだ。」ということに気づきます。
更に、自分の過去を振り返ってみると、
「どちらかといえば冴えない人生を送っているが、目標を達成したことが無いわけでもない。
考えてみると、達成できた目標というのは、たしかに”できる”と心から信じていたような気がする。
そのとき、”できない””失敗する”という選択肢は最初から無くて、”どうやって達成するか”の問題だったと思う。
そして、欲しいけどまだ手にいれていないもにのについては、たしかに「あー、無理無理。どうせできない」という思考が意識の大半を占めていた。
なるほど!
これは自分も結構当てはまりますね。
「たぶん、上手くいかない」と思いながら取り組んでいるものは、やっぱり上手くいかない。
「必ず上手くいく方法があるはず!」と感じながら取り組んでいるものは、最終的にハッピーな結末になりやすい。
まあ、『成功するまで続けるのが、成功の秘訣』ということにもなるのでしょうが、「結果(現実)」の前に、「意識・意図・思考・感情」が来るというのは、多くの場合に当てはまるとは思います。
これは、婚活でも同じかもしれませんね。
ダメであることを前提に婚活に取り組めば、心が折れるのも早いし、改善案も出てこない。
「ダメ」であることを証明しようという行動に帰結しますからね。
一方、上手く行くことを前提に考えれば、色々と試してみようという気もおきるし、変化を手ごたえとしてプラスに受け止められる。
つまり、心の奥底で「絶対自分は上手くいくはずだ!」という感覚を持ち続けられるかどうかではないでしょうか。
と、ここまでは完全に本の受け売りです。
ここからは、私の個人的な意見であり、上記の理論への追記という形です。
私は基本的に楽観主義者ですが、「ずっと続けていれば、必ずいつかは(様々なことは)成功する!」とは思わないのです。
成功するかどうかには、そこにはある種の「限界」があると思うのです。
その「限界」とは何か?
ズバリ、「何とかなるだろうという感覚」です。いわゆる「心の声」と言っても良いかもしれません。
「たとえ、今上手く行く方法が見つかっていなくても、ここには必ずなんらかの上手く行く方法があるはず!」という自信というか、感覚がその限界を決めているように思います。
その感覚を持てている場合には、まだ頑張ってみる価値はあると思うし、「もう万策尽きた。何を試してみても上手く行く気がしない」という状態になったら、そこが自分の限界であり、引き上げ時だと思うのです。
辞めて数年後に、「あー、あの時もう少し続けていれば、解決策が見つかっていたのになぁ」と思ったとしても、残念ながらそこが限界だったということです。
仕事で言えば、営業職をずっと頑張っているけど、全く成果がでない。
色々なセミナーにも参加し、売れている上司にも沢山のアドバイスを貰い、試行錯誤でここまできた。
思いつくありとあらゆることを試してみたけど、手応えもなく、明るい兆しも見えず、状況打開の為に今後何をしてよいか分からない。
毎日する営業電話で断れるのが怖くて怖くて、ノイローゼになりかかっている。。。
そうなったらもう、辞めていいんじゃないか?と思います。
周りの人は、「ここでモノにならなきゃ、どこに行っても同じだぞ!」と発破をかけるかもしれませんが、心が完全に折れている状態であれば、もう同じでしょう。
そこで売れなくても、商材が変わったら売れるかもしれないし、営業はダメでも実は販売では凄い有能かもしれませんし。
そもそも「何のために仕事をしているのか?」というと、「満足感を得て、幸せな人生を歩むため」でしょう。
目指す頂が同じであれば、ルートが多少違ったところで問題ないでしょう。
自分に向かない険しい最短ルートを通らず、多少時間がかかっても、斜め斜めに上がっていけばいいじゃないですか。
要は、そこに辿り着けるかどうか?だけが問題なのですから。
実業家として大成功を収めたある男性は、マイルールとして「3日間に期間を限定」して取りかかったと言います。
3日間、不眠不休でそのことだけに没頭して、それでも解決策が見えなければ諦める。
実際、ほとんどのことが上手くいったようですが、中には結果として自分でやるよりも外注に出した方が効率的という結論に至ったものもあるそうです。
婚活においても考え方は同じです。
「何度婚活パーティーに参加しても、全然マッチングしない!もうパーティーは自分には無理だ!身だしなみやトークのレッスンも受けたし、オシャレな美容室にも行って髪型も変えたのに…」と感じたとします。
もしそこで、自分をどう変えれば良いのか皆目見当もつかなくなったら、パーティー以外の何かを探すべきだと思うのです。
結婚相談所でもいいし、出会いのありそうな習い事でもいいし、ボランティアでもいい。
自分の心が、「ここで頑張っていると、何とかなるかも!?」と思えるものにシフトして行けば良いと思います。
こと「婚活」に関しては、方法がかなり沢山あります。
自分の中で、「これなら何とか上手く行きそうだ!」と思えるものを探しましょう! 「急がば回れ」で、それがかえって早いことが多々ある気がしますね。