ネット上にある婚活関係のブログで、「結婚適齢期」について書かれているものは多くあります。
中でも、実際に婚活ビジネスに携わっている人の記事では、『結婚したいと思った時が、あなたにとっての結婚適齢期です!』という趣旨のものが多いですね。
今、日本の平均初婚年齢は、
<全国>
男性:30.7歳
女性:29.0歳
<東京>
男性:31.9歳
女性:30.1歳
となっています。
それを踏まえてお話すれば、いつ婚活スタートするのが良いのでしょうか?
オブラートに包まず、結論から言えば、「早ければ早いほど、良い」 ということになります。
※20歳未満での結婚は除く。
婚活というのは、「婚活市場」と呼ばれるように、競争社会です。
家電量販店に冷蔵庫や洗濯機を買いに行くように、お金さえ出せば、希望の品がほぼ手に入るというものではありません。
相手にも好みや意志があり、一方的な希望だけでは成立しないのです。
つまり、必然的にそこには、自分という人間が市場の中で「商品」と同様に扱われるという面があることを否定できない事実があるのです。
「人」を「商品」、もしくは「品物」として扱う・扱われることに抵抗があるという人は多いと思いますが、これまた「就活」と同じです。
良い悪いは別にして、最近話題となっている「学歴フィルター」が示しているのと同じように、一定の評価基準が市場にはあるのですね。
そして、婚活において個々の価値を決める大きな要素が、男女を問わず「年齢」なのです。
また、厄介なのは、自分の希望に合った人と、自分が結婚したいと望んだ時期と場所が合致しないケースも多々あることです。
なるべく自分を高値で売りたい!と皆思っている訳ですが、ここには「運」の要素もあります。
側からみても、「釣り合っている」と思われる交渉であっても、広い婚活市場において、タイミング悪くて取引が成立しないということは珍しくないでしょう。
そのための、時間的なマージン(余裕)を取っておくべきです。
大学受験においても、進学校と呼ばれる学校は、授業の内容もかなり前倒しして進めると聞きます。
学校によっては、高校三年生になった頃には、3年分の教科書は一通り終わっている状態で、各志望校別の対策や自習の時間を多く取るそうです。
つまり、平凡な高校生と比べて、約1年分のマージンがある訳です。
以上の話でお分かりの通り、「平均初婚年齢に近づいてきたから、慌てて婚活を始めた…(汗)」というのは、ちょっと遅く、条件として不利になり易いのです!
「成功する婚活」を始めるのであれば、3年程度の余裕はとって、婚活を始めるべきなのですね。
また、「35歳になっても独身だったら、不本意だけど結婚相談所に…」という人が多いのですが、これまた同じ。
現在の婚活業界全体から言っても、女性の「35~40歳」の年齢層は、希望男性の需要とのマッチングが難しく、ダブついている傾向があります。
なので、周りに心配される時期に慌てて婚活を始めるというのは、正直ちょっと遅いと考えて臨んだ方が良いでしょう。
何らかの工夫で、時間の遅れを取り戻すべく、出会う異性の数を平均より大きく増やすなどの効率化を図るべき。
もちろん、個々の事情はそれぞれですので、上記の話が全ての人に当てはまるとは言いません。
しかし、該当の年齢に近づいている人は、時間的な余裕を持って準備を進めるべきだと思います。
とにかく、「人より早く!」というのが、婚活市場では1つのキーワードになりますね。
いや、人生全般に言えることかもしれません。
ギャンブルでも、投資の世界でも、婚活でも「余裕の無い人は、勝負に負けやすい」。
これは真理だと思います。