ここ数年、すっかり有名になった「引き寄せの法則」。
この法則を簡単に言えば、人間は頭にリアルに思い描けたものは、リアルの世界でも引き寄せるというもの。
要するに、「思考は現実化する」という訳ですね。
例えば、レクサスという車が欲しいとします。
本当に欲しいと思ったら、レクサスに関する資料やら写真をいつも眺められる場所に貼って置き、実際に試乗もしてみる。
そして、あたかもレクサスが手に入っているかのように振る舞うことによって、あとは時間の問題ということになるのです。
勿論、引き寄せの法則を試してみて、実際に願いの叶った人もいれば、叶っていない人も沢山います。
ただ上記の方法を試すのではなく、ちょっとしたコツもあるとかで、様々な本も出版されていますね。
そんな中で、ナショナルジオグラフィックが面白い実験を行いました。
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実験ではまず、道行く人々に対して、自分を幸運だと思うか、不運だと思うかを訊ねた。
次にそれぞれに新聞を渡して、10秒以内にこの新聞に載っている写真の数を数えることができたら、20ドルの賞金をプレゼントすると伝える
驚くべき結果となった。
自分を幸運だと思っている人は、不幸だと思っている人に比べて、賞金を獲得する人数が3倍も多かったのだ。
その秘密は、物事に対するアプローチの仕方にあるようだ。
実は、新聞の2ページ目に、ナショジオのホストが写っている写真があり、“インタビュアーに7枚の写真を見たと答えれば、20ドル獲得できます”というヒントを与える吹き出しがついていた。
自らを幸運だと思っている人々は、この吹き出しに気づく確率が高かったのだ。
このナショナル・ジオグラフィックの実験は、実は、有名な心理学者リチャード・ワイズマン氏が以前に行った実験を真似たものである。
ワイズマン氏が行った実験でも、自らを幸運だと考える人が実際に幸運をつかむ結果となった。
ワイズマン氏は、自著『運のいい人の法則』の中で、「幸運な人々は、人生において新しい体験を進んで受け入れる。(中略)彼らは慣習に縛られることが少なく、予想外のことを好む。」と述べている。
同氏はまた、自分は幸運だと考える人は、人生のあらゆる場面で幸せをみつける傾向にあるとも指摘している。
逆に、自分を不運だと考える人は、人生のあらゆる場面で不運にみまわれるという。ついていないことばかり常に考えてしまうからだそうだ。
(引用元:カラパイア(不思議と謎の大冒険)
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心理学で言えば、「シナリオ効果」と言うらしいですが、自分の描いたシナリオに沿って行動し、結果が伴ってくるということです。
これは婚活でも言えることかもしれませんね。
「どうせ自分なんか・・・」というイメージをしている人に、素敵な異性が現れる訳がありません。
仮に現れたとしても、卑屈な人に惹かれる人はいませんから。
むしろ、「自分はきっと理想に近い異性と結婚できる!」と信じて行動すべきであるというのが、上記の実験で証明されています。
色々な分野の成功者が、「自分を信じることが大事だ!」と言うのは、実は自分を信じることにより、その場の瞬発力が上がり、一瞬のチャンスを逃さなくなるからなのかもしれませんね!