「婚活地獄」。
一生懸命に婚活しているのに、よい人に会えず、婚活による肉体的・精神的な疲ればかりがたまっていくことを指します。
最近では、婚活疲れで心療内科に通うという人も、密かに増えていると聞きます。
その気持ちもわかります。
毎週毎週、どこかの出会いの場に出かけていくものの、手応えのない出会いばかり。。
周りの友達はどんどん結婚していくのに、自分だけが。。
一人家にいると、「ひょっとして自分はこのままずっと結婚できないのでは!? 私たちの年代だと、4人に1人は生涯独身で終わるというニュースも見たけど、その1人に入るのかしら…」とネガティブな思考にもなりがちです。
婚活の厄介なところは、男女ともに時間が経つほど、つまり歳をとればとるほど、不利になっていくということでしょうね。
なので、最短コースを行きたい!と誰もが考えるのですが、回り道をしている人がこんなに多いのは何故でしょうか?
では、
どうすれば、自分にあった出会いの場を見つけられるのか?
『彼を知り己を知れば百戦危うからず』
⇒敵と味方の情勢を知り,その優劣・長短を把握していれば,何度戦っても負けることがないということ。
恐らく、これが出来ていないからです。
婚活に関わらず、人間は考えるのが嫌いなのです。
なので、みんながやっていること、簡単にできることに安易に飛びついてしまうのです。
例えそれが上手くいかなくても、がむしゃらにその反復で終わってしまい、消耗してしまう人が多いのですね。
大事なのは、「思考停止」に陥らず、経験から得たデータを検証してみるということでしょう。
案外重要なのは闇雲に参加するのではなく、「どのタイプの場が自分に合っているのか?」 を見極めて参加することだと思います。
“結婚”というゴールを目的にするとしても、自分の強み・弱みを把握して、どこを主戦場とすると一番目的達成に近いか?
はたまたコストパフォーマンスが良いか? を選ぶこと目的地に早く到着できると思います。
色々なマトリックスで分析できるのでしょうが、一般的な指標としては
・ スペック・・・男性であれば年収、女性であれば年齢
・ コミュニケーション能力
の2つが挙げられるでしょう。
この2つの要素がどの程度自分に備わっているのかを考慮し、出会いの場を考えることが基本的な戦略となります。
そして、その検証結果として下記のような考え方が出てきます。
1.スペックは高いが、コミュニケーション能力が低い場合
⇒プロフィールカードから相手を選ぶ”結婚情報センター・結婚相談所”がピタリとハマるかもしれません。
場合によっては、収入や職業に参加資格のあるパーティーでも、いいかもしれません。
2.スペックは低いが、コミュニケーション能力が高い場合
⇒長い会話時間がとれる合コンスタイル、立食形式パーティー、Mixiのオフ会、社会人サークルなどの集まりに参加して、仲良くなっていくのが効果的かもしれません。
3.両方平均的な場合
⇒お見合いパーティー・出会いパーティーが、有力な選択肢になるかもしれません。
もちろん、そんなにピタリと当てはまる人は少なく、微妙な境界線にいる人も多いでしょうから、婚活を行う上での戦略の足掛かりとして考えましょう。
それに「自分はそこそこのコミュニケーション能力はあると思っていた」が、実は自分一人の思い込みだったということもあるでしょうから、ある程度、データ収集を兼ねていくつかの出会いの場に参加してみる必要はあると思います。
<まとめ>
正しい自己認識から始めることが、最終的に最短距離を進めることになります。
かといって、自分の婚活市場における正確な価値を把握するのは、データ集めを兼ねた参加が必要となりますので、最初は手短なところから攻めてみると良いでしょう。
一つに絞る必要はないと思います。
人との出会いは偶然性や、相性がありますからね。
ある手段を中心に考えながらも、時折別のものにも参加してみるということで、気分転換や新たな発見もあるでしょうから。