世の中に、「男性と女性の脳の違い」を論じた本が沢山あるように、根本的な部分に大きな違いが見られます。
例えば、男性からは「あいつ、いい奴だよ」と言われるのに、女性からの人気はイマイチ…という人は結構多いですよね。
男性と同じように接して、同じように好印象を与えることができない証明とも言えるでしょう。
特に、パーティーといったある種、特別な空間で、様々な制限がある場所では、ちょっとした”身なり””振る舞い”で大きな差が出ます。
そのため、ちょっとしたことを知らないばかりに致命傷になることもあるでしょう。
勘違いしている人が多いこととして、 「女性の心を鷲掴みにするようなトークを知りたい!」 と言うのがあります。
しかし、「そんな魔法のようなものは、無いのでは!?」と思います。
そもそも、婚活パーティーという数分という時間的な制約がある中で、相手の心情を読み取り、心に響く言葉を見つけ出すには物理的に無理がある気がします。
それよりも言葉以外で相手に好印象を与えることを考える方が得策ではないでしょうか!?
パーティー以外でも、周知の事実として「コミュニケーションにおいて、言葉の占める割合というのは、多くの人が思っている以上に少ない(数値としては、5~15パーセント)」がありますよね。
人間が相手を判断するのは、直感的(非言語)な部分が大半です。
それを後から『理由付け』しているに過ぎません。
”潜在意識”で感じたものを、”顕在意識”で言葉に変換して説明、もしくは答えているという訳です。
そのため、催眠術などは、”潜在意識”にどう刷り込んでいくか? ということを研究している学問と言えるのかもしれません。
★ 大原則その1: パーティーでは「何を話すか?」 よりも「どのように話すか?」が大事。
言い換えると、「見た目7割、中身3割」です。
もっと言えば、「見た目8割、中身2割」といっても過言ではないでしょう。
ここで言う「見た目」とは、身なりを含めた喋り方です。
”身なり”が大事というのは、100人が100人知っている事実ですが、男性脳、女性脳の違いも知っておくと良いかもしれません。
私達男性が女性を見るとき、顔を中心とした”上半身”に注意の大半を払います。
しかし、女性は男性の”頭の先から足の先まで”目を配る傾向があります。
「オシャレは足元から」といった言葉は、「そんなところまで気にしないよ!」という男性を戒めるために生まれた言葉かもしれませんね。
つまり、一般の男性では見落としてしまうことや、「大したことじゃない」と思うことまで、女性のチェックには引っかかるということを念頭に自身のファッションチェックをするようにした方が良いでしょう。
(ファッションについての詳細は、パーティーTIPS「女性ウケする身なり」に譲ります。)
パーティーに関わらず、初対面の女性にまず与えなくてはいけないものは、「安心感」です。
いきなり「居心地の良さ」まで感じさせようとするのは、ちょっとハードルが高いでしょう。
ファーストステップとして目指すのは、「安心感」です。
「安心感」の延長上に「居心地の良さ」があります。
その「安心感」を醸しだすのが、”身なり”であり、”振る舞い”ということになりますから、重要なんです。
では、「安心感」ってどうやって与えるの?という疑問になるんですが、ここでは分かり易く逆に考えてみましょう。
どういう場合が、不安になるか?
答えは簡単!
人間、「よく分からないもの」に対して不安になるんです。
普段なじみが無い対象と接すると、不安に襲われるメカニズムが働く訳ですね。
女性は男性よりも社会的な生き物なので、TPOについて強いプレッシャーの下で生きています。
そのため、「この場所にはこの格好」、「ここではこういう振る舞いが適当」という概念が強いので、それに外れた対象を見る目が厳しくのです。
例を挙げると、
女性「やはりパーティーではスーツでしょ!」⇒「あれっ、なんでこの男性、スーツにスニーカーなの?」⇒「この人、よく分からない」⇒「怖い!」
女性「やはり最初は、目を見て挨拶でしょ!」⇒「あれっ、この人ずっと下向いて話をするのね?」⇒「笑い声も引きつっているんだけど…」⇒「怖い!」
となるのです。
会社や学校での付き合いがある人であれば、「いや、彼はファッションや笑い方が少し変わっているけど、悪い人では無いのよ」と理解してくれる時間があるかもしれませんが、パーティーでは弁解の余地・時間はありません。
女性の”好み”の前に、”安心感”を与えてくれるかどうか? という第一審査があることを覚えておきましょう。