前回の「話し上手は、聞き上手」に続き、2回目です。
何も喋らずに、相手から話を引き出すのは、まず不可能です。
ということは、なんらかのアクションが無いと相手に話をさせるのは難しいということになります。
その際に重要となってくるのは、
「話のテーマ(話題選び)」なのです!
ここからはちょっとアカデミックに(笑)
話題と言われると、数え切れない程のテーマがありますが、実はカテゴリーとして大きく分けると「4つ」に分類されるんですね。
それは
1.「自分」と「相手」の両方が知っている話題
2.「自分」は知っているが、「相手」は知らない話題
3.「自分」は知らないが、「相手」は知っている話題
4.「自分」も「相手」も(詳しく)知らない話題
です。
一般的に、初対面の人と話をする際には、「相手と自分との共通点を探せ!」と言われますね。
共通点が多いほど、短時間に親しくなれるそうです。
いわゆる「親近感」というやつですね。
そのため、婚活パーティーの必勝法といった類のブログや本などには、大体が上記「1.」を話題として取り上げるように勧めています。
心理学の裏付けもあるデータなので、お互いの共通点に絞った話をすること自体は悪くないと思います。
ただ、「無難な話題」である反面、相手への印象が弱くなる場合も多々あります。
特にお見合いパーティーなどでは、短時間に多くの人と同じような話をする訳ですから、プロフィールカードに書かれているような共通点は、意外と他の参加者ともかぶっている可能性が高いのです。
ちょっと変わったことをプロフィールカードに書いていたりすると、本当に多くの人に突っ込まれますよね?(苦笑)
そんなお見合いパーティーで、意識して取り上げるべき話題とは何でしょうか?
上記「2」の「自分は詳しいが、相手は知らない話題」でしょうか?
うーん、時間がたっぷりあって、相手が自分に興味がある状態であれば、それも良いかもしれません。
しかし、お見合いパーティーのような短時間で、目的は「相手に良い印象を残す」ということである場合、ちょっと具体的な話題のチョイスは難しそうですね。
下手をすると「ただの自慢話」で終わってしまうかもしれません。
上記「4」だと、相手も自分も想像でしか話ができないので、短時間の会話にはこれも向いてなさそうです。
となると、残すは「3」の「相手は詳しいが、自分はあまり知らない話題」ということになります。
実はコレ、多くの人は意識していませんが、婚活パーティーに向いているんです!
理由は、
・相手に好きなことを喋らせることができ、楽しい気分にさせることができる
・質問によって、話題の流れをコントロールしやすい
・相手への「共感」や「承認」をしやすくなる
からです。
自分が興味を持っている詳しい話題に対して話題をふられるということは、「(相手が)自分に興味がある」という意味にもなります。
通常、「詳しい話題」≒「趣味や特技」となるので、その話題に対して人は雄弁となり、会話が弾まないというケースは少なくなります。
一見、相手が一方的に話をしているようで、実はペースを握っているのは自分という理想的な形に持って行き易いのが、「3」なんですね。
そういった話のペースを握れる人に対して、人は「あの人と一緒にいると、話題が尽きなくて楽しいの!」と錯覚し、好意を抱くのです。
今までなんとなく話をしていた方、今度初対面の方とお話する時には、ちょっと上記を意識してみてください。
慣れてくると、「お話が上手ですね!」と言われることが増えてくるかも!?