皆さん、こんにちは!
最近でもないのですが、職業柄というか、結構「婚活系」の本を読み漁っています。
婚活の方法は人ぞれぞれで、「どれがベストか?」と聞かれれば、個別にお答えする必要があると思います。
また、その人の持ち味もありますので、一つに絞るには判断が難しいし、効率的でなかったりもしますね。
さて、今回お話するのは、私が読んだ本の中の一つで、「お見合いシステム」の効率性にはまり、お見合いによって最良の人を見つけた男性の話です。
「お見合い」というと、一般の人にはちょっと馴染みがない話で、どこか小説や昭和の時代を匂わせる感じがしますよね。
それもそのはず、1950年だと“お見合い”で結婚する人の割合は、なんと約60%!ということで当たり前の出会い方だった訳です。
このコラムを見ている方が30代中盤だとすると、生まれた1975年前後の見合い結婚率は“約35%”なので、まだ当たり前の結婚手段であったことが分かります。
それが、2010年の現在だと、5%前後まで下がっています。
それと反比例して、“生涯未婚率”が上がってくるということで、“見合い結婚”の存在が日本の結婚システムにおいてどれほど有効であったか分かりますね。
話を元に戻して、「お見合い」のシステムで最高の伴侶を見つけた著者ですが、100回以上のお見合いを経験しています。
なので、デートとなると、数百回にのぼるでしょうね。
お見合いだけでも、一回のセッティングにはお金が掛かります。
結婚するまでのトータル金額は、ちょっとした新車が買えるほど掛かっているのも確かでしょう。
何故、彼はそんなに「お見合い」のシステムに魅力を感じたのでしょうか。
まず、お見合いのアドバンテージは、相手の素性がハッキリしていることでしょう。
なので、お互いの価値観が合えば、すぐに結婚という流れになるのが一般的です。
しかし、彼はかなりのコダワリを見せました。
著書の中で印象的な言葉で、
「もし相手が女性ではなく、男性であったとしたら、最高の親友になれると思われる程相性が良いパートナーを探した」
という部分です。
「性格重視」という人はよくいますが、それだけではあまりにも抽象的ですよね。
それが上記の表現だと、凄くよく理解できます。
それだけに、なかなか巡り合えないだろうなぁというのは容易に想像がつくと思います。
多くの人は、そこまで追求せずに、「完璧な人なんていないんだから」という言葉で自分を無理やり納得させますが、本当はそこまでのコダワリを持って相手を選ぶのが正しい方法なのかもしれませんね。
<参考文献> 「お見合い1勝99敗」 吉良 友佑 著