ひょっとして、私、パーティー業界のタブーに触れていますでしょうか?(笑)
真面目な話、既婚者に「結婚に繋がった出会い」を聞いたデータを見ると、引用元によって若干の違いは出てきますが、
・職場で知り合った ・・・約30%
・友達知り合いの紹介 ・・・約30%
・学校 ・・・約10%
となっています。
そして、出会い系パーティーは、「約0.8%」という数字になので、「1000人中8人」ということになりますね。
この数字が本当かどうか?
一般的に、お見合いパーティーが市民権を得てきたとはいっても、未だに「彼との出会いはお見合いパーティーで…」と紹介するのを躊躇われる人も少なくないでしょう。
結婚式なんかでも、なりそめを聞かれたら「友達の紹介で・・・」と言っている人も、多いと思います。
また、終身雇用制も崩壊し、職場結婚の割合も減っている現状では、お見合いパーティーでの出会いから結婚に繋がるカップル数も上昇していると思われます。
「既婚者からアンケートをとり、集計した」とは言っても、何歳の人を対象にとったのかによっても、お見合いパーティーの歴史からいって、実像とはかけ離れた数字となりがちです。
なので、ひょっとしたらこの数字、もっと高いかもしれません。
現在の30~45歳くらいの既婚者から正しく集計した場合、個人的な感覚としては、1~3%くらいになるような気がします。
それを多いと思うか、少ないと思うかは人それぞれですが、そもそも、上記(結婚に繋がった出会い)の数字の出し方自体に少し疑問もあります。
まず、
比較対象が正しいか?
学校や職場と比べた場合、あまりにもシチュエーションが違いすぎるということがあります。
ほぼ同じメンバーと毎日のように顔を合わせてお互いを知っていくことができる環境と、お見合いパーティーのように、1度きりで僅か数分の会話から判断するものを同等に並べて、
「どっちがいい?」と比べるのはナンセンスかなと思いますね。
それに、社会人になって職場や友達からの紹介が期待できない人達がお見合いパーティーに参加するのだから、もし比較するのであれば、合コンとか出会い系サイトなどと比べる方が適切でしょう。
続いて、
出会いの発展率を考慮する必要がある
発展率というのは、「その出会いの場で、次のステップに繋がるかどうか」というお話です。
一般的なお見合いパーティーだと、いわゆるカップリング率は、「20~30%前後」でしょう。
形式的にカップルとなった二人は、その後お茶やデートを重ねて、将来パートナーとしてやっていけるかどうかを判断することとなります。
ここが1つのネックです。
お見合いパーティー会場で、形式的なカップルになれる確率は、本当に人それぞれです。
参加する度に、大体カップルになれる!という人と、10回参加して1回なれるかどうかという人を比べると、成婚まで繋がる確率がまるで変わってきます。
大学受験に例えれば、偏差値40のFランクの大学で、競争率が30倍。
一方、偏差値65のAランクの大学で、競争率が3倍。
どちらが入りやすいか?
つまりは、本人次第で、平均確率はそれほど意味を持たないということです。
本人がお見合いパーティーに参加して、ほぼ毎回満足のいく容姿をした人とカップルになっているというのであれば、「0.8%」よりはるかに高い確率で結婚に繋がるでしょう。
一方、お見合いパーティーに参加しても満足のいく異性が全くいない、もしくは全くカップルになれないというのであれば、どこかを妥協・改善しない限り、難しいと言わざるを得ないでしょう。
最後に、結婚相談所のカウンセラーの方とお話を、引用させて頂きます。
結婚相談所というと、敷居の高いイメージがあると思いますね。
実際、お見合いパーティーなどと比べた場合、料金も高く、利用にあたって契約を結ぶ必要もあります。
当然、多くの方の期待値も当然上がります。
「●●歳までに結婚できなかったら、結婚相談所に!」と考える人も多く、『婚活最後の砦』の認識をしている人も少なくないでしょう。
しかし、現実には、「結婚相談所に入りさえすればなんとかなる!」というほど、成婚率は高くありません。
カウンセラーの方の言葉を借りれば、
「お見合いと言っても、昔とは違います。お見合いさえ組めば、よっぽどのことが無い限り、結婚に至るというものではありません。
今のお見合いというのは、出会いの”きっかけ”にすぎません。
最終的にはご本人の”人間力”、”恋愛力”が低いと成婚には至らないのです。
勿論、我々としては全力でバックアップ致しますが。。」
ということです。
<<まとめ>>
お見合いパーティーで、結婚はできるのかと言われれば、本人次第ということになるでしょう。
大前提として、お見合いパーティーに自分が満足できる参加者がいるかどうかという『外部要因』と、
一定の水準で、カップリング・マッチングできるという『内部要因』を満たしているという条件が付きます。
婚活市場において、デートの約束が取り付けられる関係になれば、どこで出会ったのかということは、全く関係ありません。
お互いの相性と恋愛力があれば、結婚まで発展すると思いますね。