お見合いパーティー・婚活パーティーを主催してきて、はや数千人の方を見て参りました。
個人的にも数多く参加してみて思うことがあります。
それは、
「個性って何?」
ということです。
辞書の意味では、「個人または個体・個物に備わった、そのもの特有の性質。個人性。パーソナリティー。」となっています。
「個性」が尊重されている時代で、やたらと「個性」を強調されたりもする。
婚活においても、しかり。
その他大勢の中に埋もれないようにするためにも、「個性」を発揮して良い相手を見つけなければ!という気持ちも分かります。
しかし、私の目から見て、婚活で上手く行っていない人に多いのが、「個性的」な人なのです。
婚活業界において、「個性的」と表現されるのは、マイナスのイメージの方が強いのではないでしょうか!?
もっと正確に言えば、「この人、なんか変!」という意味をオブラートに包んでいるようにも思うのです。
では、婚活の現場において、「どう振る舞えばいいの?」という話になってくると思うのですが、
その答えはズバリ「皆さんと同じように」ということになります。
婚活パーティーに「個性的」な服装で来る必要も無いし、あまり変わった言動を取る必要もありません。
女性から評価の高い「爽やかな人」を、「個性的」と表現しませんよね?
「それでは、相手の印象に残らず、選んでもらえないじゃないですか?」と言われそうですが、そんなことは無いです。
もし選ばれなくても、それは無個性な服装のせいでも、特徴のない会話のせいでもありません。
元々、相手のフィーリングにあなたが合わなかっただけなのです。
そこを無理に「拾いに行く」必要は無いと思います。
そこで合わない人は、無理に合わせても気苦労が多いばかりで、長くは続かないでしょう。
ストレートに申し上げますと、婚活パーティーやお見合いで上手くいかない人は、第一印象が「個性的」な人が多いのです。
そこを上手くいかせるためには、逆に「没個性的」にファッションや振る舞いを直していく作業が必要になってきます。
「ダサい!」というのは、没個性的ではありません。
標準未満という意味なので、悪い意味で「個性的」と表現されます。
オシャレも凝りすぎると、「個性的」と表現されますが、これもまた婚活には向きません。
それを職業とする人は別として、一般的な人に理解される範疇でのオシャレを目指すべきでしょう。
喋り方も、「個性的」と表現されるような人は、あまり相手に良い印象を与えていません。
ここもできれば、意識して矯正すると良い結果に繋がりやすいでしょう。
そうなると、「ロボットみたいに、無個性な方がいいの?」という話になってくるかもしれませんが、そうではないのです。
服装や喋り方のような表面的な部分を除いても、人と対した時には、自然とその人なりの味が出てくるものです。
その人が今までの人生経験で蓄えたものや、相手への思いやりの心などが、自然と内面から溢れ出てきます。
それは隠そうとしても隠し切れないものです。
フィーリングの合う相手であれば、それは必ず感じ取って貰えるはずです!
そして、そんな相手とは、その後の展開がスムーズで、交際中にもあれこれを考える必要もなく楽でいいですね。
なので、結論として、
『婚活市場では無個性であれ!』
をお勧めしたいと思います。